
「アロマテラピーに興味はあるけれど、何から始めたらいいのかわからない」
「精油を買ってみたいけれど、どんな香りを選べばいいの?」
そんな方に向けて、今回はアロマテラピーの基本と、毎日の暮らしで気軽に楽しむ方法をご紹介します。

アロマテラピーとは?
アロマテラピーとは、植物から抽出された精油(エッセンシャルオイル)の香りなどを利用して、心地よい暮らしや心身の健康維持に役立てる自然療法の一つです。
精油は、花や葉、果皮、樹木などから抽出される芳香成分を含んだ天然の物質です。
ラベンダー、オレンジ・スイート、ローズマリー、ゼラニウムなど、植物によって香りや特徴が異なります。
好きな香りを感じることで、気持ちを切り替えたり、ほっとひと息つく時間をつくったりすることができます。
アロマテラピーの楽しみ方
アロマテラピーは、特別な道具がなくても日常生活に取り入れられます。
1.ティッシュやアロマストーンで香りを楽しむ
ティッシュやアロマストーンに精油を1滴垂らして、香りを楽しむ方法です。
仕事や家事の合間など、自分の好きなタイミングで香りを取り入れることができます。
精油が直接肌や家具につかないように注意しましょう。
2.お部屋で芳香浴を楽しむ
アロマディフューザーなどを使うと、お部屋に香りを広げることができます。ただし、香りの感じ方や好みには個人差があります。
お部屋で香りを感じなくても、お部屋から出てまた入るとほんのり香っています。長時間使い続けるのではなく、換気をしながら適度に楽しむことが大切です。
アロマディフューザーには、キャンドルの熱を利用するタイプと、電気を使用するタイプがあります。
キャンドル式は火を使うため、転倒や消し忘れによる火災の危険があります。安全面を考えると、火を使わない電気式のアロマディフューザーがおすすめです。
特に高齢者や小さなお子様のいるご家庭では、安全性に配慮して選びましょう。
3.植物油を使ったハンドトリートメント
植物油に精油を適切な濃度で希釈して、手をやさしくトリートメントする方法もあります。
手に触れるぬくもりや、ゆっくりとした時間は、心地よいコミュニケーションのきっかけにもなります。
精油には皮膚刺激などのリスクもあるため、使用する方の体調や皮膚の状態を確認し、安全な方法で行いましょう。
植物油は「キャリアオイル」または「ベースオイル」と呼ばれています。
代表的なものには、スイートアーモンド油、ホホバ油、マカデミアナッツ油、グレープシード油、オリーブ油などがあります。植物油にはそれぞれ特徴があり、肌へのなじみ方や伸び、使用感などが異なります。
また、植物油だけでも肌の保湿やトリートメントに使用できます。
初めて使用するときは、肌の状態やアレルギーの有無を確認し、少量から試すことが大切です。

初心者が精油を選ぶときのポイント
初めて精油を購入するときは、次のことを確認しましょう。
- 植物名や学名が表示されていること
- 100%天然の精油であること
- 抽出部位や抽出方法が確認できること
- 使用上の注意が記載されていること
そして、何より大切なのは、自分が心地よいと感じる香りを選ぶことです。
人気の精油だからといって、誰にでも合うとは限りません。
なお、精油は天然のものでも安全とは限りません。飲用や原液の皮膚への使用は避け、小さなお子様やペットのいる環境、持病や妊娠中などは特に注意が必要です。
50代からの暮らしにもアロマテラピーを
50代は、仕事や家族との関係、親の介護など、暮らしの中でさまざまな変化を迎える年代です。
家族や周囲の人のことを優先して、自分のための時間が後回しになっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなとき、好きな香りを楽しむ数分間が、自分自身に目を向けるきっかけになるかもしれません。
アロマテラピーは、年齢を問わず学び、楽しむことができます。
また、学んだ知識や技術を、家族のケアや地域での活動、仕事に活かしていく道もあります。
介護の場面でも大切にしたい香りとタッチング
一般社団法人アロマウェルビーイング協会では、アロマテラピーとタッチングを通して、高齢者や障がいのある方、そして介護に携わる方々に、穏やかな時間を届ける活動を行っています。
介護の場面では、精油の知識だけでなく、相手の体調や気持ちに寄り添うことが欠かせません。
香りを好まない方には無理に使用せず、手のぬくもりや言葉を交わす時間を大切にすることも、私たちが考えるケアの一つです。

まとめ|アロマテラピーを暮らしの中に
アロマテラピーは、植物の香りを楽しみながら、自分自身や大切な人と向き合う時間をつくる方法の一つです。
まずは、好きな香りを一つ見つけるところから始めてみませんか。
アロマをもっと深く学びたい方、介護や仕事に活かしたい方に向けて、当協会では介護アロマの講座を開催しています。
香りとタッチングを通して、人に寄り添うケアを一緒に学んでみませんか。

