こんにちは。

一般社団法人アロマウェルビーイング協会代表理事の原三智子です。

普段は全国で活躍する介護アロマの講師を育成しています。

先日、「第14回日本認知症予防学会学術集会」に登壇させていただきました。

発表の機会をいただき、誠にありがとうございました。

日頃より認知症予防の研究・実践に携わっておられる先生方の前でお話しできましたことを、大変光栄に存じます。

テーマは『デイサービスでアロマハンドトリートメントの取り組み』です。

ご高齢の方のバックグラウンドに寄り添いながら

約10年間、ボランティアでデイサービスを訪問させていただきました。

月に1度、アロマセラピストやアロマハンドケアラー5,6名の方が手を上げてくださり、ハンドトリートメントを実施しました。

始めの頃は、ハンドトリートメントを受けなかったご利用者様も、あっという間にほぼ全員の方が受けてくれるようになり、「次回はいつ来るの?」と来訪を心待ちにしてくださいました。

ハンドトリートメントの約20分間は、同じお話を何度もされる方もいらっしゃいます。

アロマセラピストもアロマケアラーも、ご高齢の方のバックグラウンドに寄り添いながら、その方に合わせたハンドトリートメントの圧や速度やお話のタイミングなどを常に意識しながら気を配っています。

認知症の方とも、温かく寄り添いながら関わる姿勢が身についたと感想をいただきました。

また、同じ話を繰り返される方のご様子から、その日の心身の状態を把握できるようになり、円滑にコミュニケーションをとることができたことは素晴らしい体験となります。

職員にとっても癒しの時間となる

ハンドトリートメントの日は、施設内に心地よい香りが広がり、職員にとっても癒しの時間となっています。

また、施術の時間はアロマセラピストさんにお任せできるので、安心して本来の仕事に集中できる。というお声もいただいています。

今後の展望について

認知症や障がいがあってもなくても、あたたかいコミュニケーション作りに、香りとタッチング(触れること)はとても有効です。

アロマハンドトリートメントを取り入れることは、非薬物的療法としても有効であり、ご利用者様の安心感や満足度の向上に寄与します。

また、アロマハンドトリートメントをケアプランに組み込むことで、利用者の不安や緊張が和らぎ、穏やかな表情や会話が増える機会を作れることを願っています。

そして、認知症予防を目的に、嗅覚を活用したアロマテラピーの効果をさらに検証していきます。

約10年間、ご協力いただいたアロマセラピストやアロマケラーの方に本当に心より感謝いたします。

これからも介護の世界にアロマテラピーの取り組みを知って頂けるように精進してまいります。

一般社団法人アロマウェルビーイング協会は、日本社会の介護の現場で、より心地よくお互いの家族が過ごしていけるようお手伝いしていきます。

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